【ゆるキャン△】挨拶してくれる松ぼっくりを作ってみた
いきなりですが,
ゆるキャン△はいいぞ.
こんにちは,はましぎです.
ゆるキャン△,皆さんご覧になりましたでしょうか.とっても癒されますので,日常に疲弊している方は是非見てみてください.
バイク乗り回したり,パスタをボキボキ折ったり,栗やバイクが喋ったりするアニメです.
松ぼっくりも喋ります.
\コンニチワ/ (CV:豊崎愛生)
この松ぼっくりめっちゃええな~と思い,
作る事にしました.
喋る松ぼっくり作るぞ作るぞ~!!!
どうやって喋らせるか
松ぼっくりさんは知的生命体ではないので,そのままでは喋りません.
そこで,松ぼっくりにスピーカーを内蔵することで実現できるのではないかと考えました.
観察してみる
松ぼっくりをよく観察すると,ひだの部分が多く芯が少ないことが分かります.
こんな細っそい芯にスピーカーなんぞ入る訳が無いので,
箱の上に松ぼっくりを載せ,スピーカや回路類は箱の中に収納することにしました.
箱探し
箱の存在感が勝ってしまう
なので・・・
良い感じのサイズの箱を設計
なるべく存在感が出ないように薄く薄く設計しました.
この中に基板,スピーカー,バッテリーなど全て入れます.
そしてこれを
最近買った3Dプリンタ君で出力します.
1時間半くらいで出力できます.
このAdventurer3という3Dプリンタ,かなり綺麗に造形してくれるのでとても気に入っています.そんなにお値段もしないし,国からの10万円のお年玉で購入してみてください.
箱の中に入れる基板も設計
部品構成
TOFセンサ:VL53L0X
バッテリマネジメント:MCP73831-2-0T
マイコンとTOFセンサをI2Cで通信し,距離データを常に計測しています.
基板に付けたmicroUSBコネクタからバッテリーの充電が可能で,しきい値を上回ると自動で充電ストップしてくれます.
設計した基板は中国の基板製造メーカーに発注します.
fusionPCBというところに発注しました.(コロナのせいで2か月かかって届いた)
2ヶ月前に発注したやつ届いた……
— はましぎ (@hamashigi) 2020年3月14日
よく頑張ったぞFusionPCB pic.twitter.com/RHl603vY3c
部品を実装します.
基板に部品を実装.
ちっこい部品をいっぱい付けました.
プログラムの書き込み
スピーカーから「\コンニチワ/」と喋らせるために,プログラムを書き込んでいきます.
マイコンの中の限られたメモリ(32kB)の中に音声を詰め込みます.
32kBしか容量が無いので,普通のCD音源だと0.3秒分くらいしか入りません.
0.3秒の挨拶とか聞き取れるわけないので,音源のサンプリング周波数を聞くにたえるギリギリの音質に落として1秒分くらい入るようにします.
1秒くらいあれば\コンニチワ/は入るでしょう.
デバッグ中に声聞きすぎて頭がおかしくなるかと思った
組み立てる
音声をマイコンの中に入れたら,部品を組み立てていきます.
基板,バッテリー,スピーカーを箱の中へ入れ,ネジ止め
蓋をして
完成!
結構小さく作れました.
まつぼっくりを載せてみる
良い感じ! 電源ONすると緑色のランプが光ります.
正面の穴の中に,小さいTOFセンサが入っています.
スペック上2m先の物体にも反応できます.
コンニチワさせてみる
動画
かわいいので
玄関に設置しました.
\サヨウナラ/